nature and tech.

地球平和の前に家庭平和の前に自分平和

私ってそういうとこある。というマジックワード

ここ五年、人生史上最も必死に生きてきたと振り返る。母として、妻として、嫁として、苦しいことも多々あった。

子育てはあと何年だろう。最近じゃあ卒母なんていうらしい。下の子合わせて15年というところだろうか。まだ先は長いが、すでにその後の人生が楽しみで仕方ない。子に時間を取られずに、あれも、これもやりたい。

私ってそういうとこある。

これ、最近の便利ワードのひとつである。

誰もが理想の母親像に無意識的に囚われている。最近はそのことに気づかせ、そこから解放されようとする議論がよく聞かれる。どんな母になろうと、選択肢は多様で、許される世の中だと。

なんとなく、早く子育てから解放されたい!という思いを持つことが、理想の母親像から外れることのように思えて、今まで言語化できなかった。ましてやブログに書くと、子がそれなりの年齢になって見たらショックをうけるかな、とか、批判にあうかな、とか考えていた。

でも、最近この
私ってそういうとこある。
というマジックワードによって、理想の母親像とは違うなっていう現実と、それが私だから、それが本心だから、と受け止められるようになった。

だからといって、子どもたちへの愛は変わらないし、本気で関わっていくことには変わりない。

このマジックワードは誰にでも使える。◯◯ってそういうとこあるよね、って言えば、まぁそういう奴だから、まずはそれを受け止めようって気になる。おためしあれ。

丁寧であること、有難いこと。(梅仕事2017)

我が家はお義父さんが植えた梅の木が40本以上ある。毎年この時期になると、梅の実の収穫に、梅シロップや梅干し作りに忙しい。昨年くらいから一連の梅仕事を義親から私たち世代に任せてもらうことにしている。

https://www.instagram.com/p/BUJ0nW8Fik8/

 

前から梅の木に名前をつけたいと思っており、今年やっとそれができた。生きてるものはどれも違う。それぞれを生命体として認識して付き合っていくのに名は役に立つ。

無農薬なので、オビカレハ(という毛虫)が出たら風の谷の胞子さながらバーナーで焼く。虫たちをこの手で焼き殺す。この梅の実は彼らの犠牲の上に成り立っている。農薬を撒けばその詳細には目を向けなくてもやり過ごせるのかもしれない。

そしてスーパーでは見ないかもしれないガサガサと傷のある実や果汁が滲み出た実もある。

先日恐れ多くも講師という立場で半島内の料理教室のmeguriyaさんに呼んでいただき9名で梅エキス作りをしたのですが、主宰の由季子さんはじめ、そこにいらした方々が、梅に傷があることも気にしないし、種ギリギリのところまで実を取るし、電動ジューサーの量産スタイルではなく手で擦りおろすのを好まれたり‥と、梅を丁寧に扱ってくださったのがとても印象的で。(当日の様子はこちら

生きるということは、自分以外の生命を食べ続けるということでもある。
考え方としては当たり前だけれど、それほどまでに生命を丁寧に扱っているか、と聞かれればどうか。

なのにおろし金を好んで使われていた方々に、ここにある梅を一気に終わらせなければ!という使命感で「電動ジューサーのほうが早いと思うんで」と何度か言ってしまったことを反省。やりたいようにやればいいじゃん。やり方を指示されるのが自分では嫌いなくせに、ヤッチマッタ。終わらなくて余っても、残りの生梅は持って帰ってジュースとか梅酒とかできるからいいのに。

 

大量にものがあると「たくさんあるからいいよ」という心理が働く。

たくさんあるから、
残してもいいよ。
テキトーでいいよ。
代えればいいよ。
一個一個見ていられないよ。
時間かけてられないよ。速くしないと。

そういう世界観で私はずっと生きてきたな〜と感じた。現代病。
 

梅がさばききれないほど大量にあるということは字のごとく「有難い」んだ、ということを、今一度学ばされました。

誕生日と母の日が連続した週末の話

誕生日と母の日という、普段なら言えないわがままを言っても受け入れられる日が連続で来た週末。

 

夫や義母が何がほしい?何がしたい?

と聞いてくれる。「誰の世話もせず、誰にも邪魔されず、1人で最初から最後まで食事がしたい」というため息交じりな回答しか出ない。疲れている。

 

そうしなよ!と言ってくれるが、外は大雨だし、特に行きたい店もない。どうせ食事に行くなら女友達の話し相手が欲しい気持だが、誰だろう。

 

同等に今やりたいことは1人でひたすら片付けがしたい!!誕生日に片付けしたいって、どんだけ片付けにこだわる奴や。そして時間があれば縫い物とかしたい。ということで、義親に子供たちを見てもらうことに。感謝。

 

ウルスコパレスに戻り、片付けつつ、音楽を流して身体を動かす。最近フツフツと踊る感覚が蘇ってきている。子もおらず、1人で踊る。こんなことなかなかない。最高。

 

去年から何か始めようという時に自分を整えるのにクシにはまっており、踊りながら櫛で髪をといていると、なんだか後頭部が痒い。そうだ、ヘナしよう!

もっと言えば、今日は贅沢していいんだ、ヘナしてもらおう!私が今一番行きたい店がやっとわかった。ウエコロジーだ。http://uecology.tumblr.com

 

普段セルフケアでやってるけど、今日はお店でヘッドマッサージを受けて、ヘナしてもらい、1時間は読書、ヘナを流すのも店主にやってもらう。最高。

 

ムスメの大好きなドラえもん(録画)も、普段は大して興味が湧かないが、母の日仕様のお話しで、素直に見たい!と思えたし、実際見たら超面白く、一緒に楽しめた。最高。

www.dailymotion.com

 

ドラえもんではママが母の日で何したいかを聞かれて、子供の頃みたいに思いっきり遊びたいわ~と言って、ドラえもんの道具でのび太くんと入れ替わるって話。

  

当然、のび太はママの家事をしようとするが、出来ない。身体も重い。人の気持ちを少しでも知るために道具を使うっていいよね。

 

そしていつもの失敗ネタが最高で、最終的にママの身体の中身が猫になっちゃう。(猫の中身がのび太に入れ替わる)母の日に真珠のネックレスを貰ったスネ夫の母が、中身が猫になったのび太ママに自慢をするが、見向きもしないシーンは声を出して笑った。

 

同じ日に、ヘナしながらウエコロジーで読んだ福岡正信氏の本に「自分は一つの思想を持っている。その思想自体に価値があっても、自分に価値があるのではない。自分はどこまでも愚純な百姓であり、猫でしかない。」と書いてあって二重に笑えた。最高。

 

翌日は母の日。朝、洗濯物を綺麗に左右対称に干して、やたら満足した。毎日の洗濯は面倒くさいが、美しく干せれば、救われる。それはシワも少なく、変なピンチやハンガーの跡もなく、一番よく乾かせる方法のことだ。

しかし、完璧な洗濯は何より、お天気でなくては!その日のお天気は祝福かと思うくらいに最高。

 

海へ散歩へ行くと、ご近所の仲良しKさん家族と会い、天気もちょうどよく、ゆっくり過ごす。子ども同士で勝手に遊び、パパは子どもの見守り、ママ同士で足砂浴しながら母の日の労い。と言う名のお喋り。女友達と喋くりたかったんだけど、Mちゃんだったんだな。海最高。

 

お届けするのは松田未緒さんで『SAIKO』 だよ 

 

www.youtube.com