篠秀夫先生講演会@いるかビレッジ 2021/05/23
梅仕事でくたびれた身体で参加した。
身体遊びは「ぴよぴよさん♪なんですか?こんなことこんなことできますか?」「見えないボールと見えないヒヨコ」「ドラム遊び」をやった!
印象に残った話。
「もったいない」の本当の意味。
「勿体」とは「本来の姿」という意味らしく、「もったいない」とはまさにあるがままでなく、才能が生かされないことや、天命を生きないことにも通じる。
ここにもお坊さんの解説がありました。
https://toyokeizai.net/articles/-/153266?page=3
「型」の意味。
型はそれだけでは実用的ではない。
しかし、個人の元々持っている身体の癖”以外の”動きを体得する方法である。
だから、型を体得した先に、ある時は型を利用し、ある時は型を壊し、その人だけのより幅広い動きや表現が生まれてくる。
最近ハマっている常田大希も音楽エリートながら「破壊」が必要とよく言う。
ただ、篠先生は型を学ぶは好きじゃない、とも言っていた。
型についての質問をしたのは私だが、フリーダンスフロアの活動をしていて、最近課題を感じているから。私はあくまで「自分の体を感じる動き」をダンスと呼んでいて、人に見せるためのエンタメやショーとは別物として捉えている。が、「ダンス」と言ってしまうと日本人には敬遠されてしまうキラキラ系の印象が強く、仲間集めの弊害にもなっている‥と感じる。要はもっと自由ダンスの仲間がほしい。
”ダンス”の基礎、いわゆる「型」を学んだほうが、フリーダンスへの参加もしやすいのだろうか??とか、疑問に思っている。
過去に出会ってきたフリーダンサーたちの踊る姿を見れば、そんな必要はなく、踊りたい気持ちさえあれば、というのはわかっている。
原体験はバリのウブドのスタジオだったが、70歳過ぎくらいのかわいいおじいちゃんが、ひたすら小さく手でリズムをとって歩き回っていた。とにかく楽しそうで、でも動きはいたってシンプルで派手な”ダンス”ではなく、でも音楽とその場のエネルギーを身体に取り込んでいて。私にとっては異国の、初めての経験だったから、最初は緊張もしていたけど、そのおじいちゃんと途中で目があったりして、Happyなオーラにすごい安心させられた。
それぞれの動きでいい。ダンスの経験は問わない。動き、身体だけになりたいのだ。
たぶん、型についての答えは、「参加する人がどうしたいか」にもよる。
声のガイドや、ダンスの型を学ぶことさえも、動きのヒントになるのなら、必要な人やタイミングもあるだろう。
私自身も、ダンスの型を学ぶことに興味がなかったけど、今はまた次のフェーズに向かっているとも感じるから、いろいろなことにトライしてみたいと思っているところ。