田原市ゴミのルール変更(2018年2月)に関するメモ
2月に田原市では家庭ゴミのルールが変わったばかり。先日の廃棄物処理対策推進協議会で聞いた話をもとに田原市民に私見をお届け。私がなぜゴミ問題に興味をもち、廃棄物処理対策推進協議会の委員になったかは別記。
ゴミ捨ての前提
今回の分別の改定については詳しくは市のHPを見ていただきたいのだが、まず前提として田原市民に伝えたいのは、
- 「なるべく買わない、なるべく捨てない」
- 「捨てるなら、なるべく洗って資源ゴミ」
- 「炭生館(たんせいかん)の焼却力ナメんな。でも30cmまで。小さい金属あってもOK」
- 「ゴミ袋に収まらない大物は自分で資源化センターへ持ち込む」
ということである。
炭生館とは詳しくはHPをみて欲しいのだが、田原市でゴミを出す人間はみんな見に行って欲しい焼却施設である。ゴミの多さに驚く。燃えるゴミを焼却して、炭にかえ、工業資源として再利用する。ある程度のプラとかゴムとかも燃やせるし、ダイオキシン類の排気ガスの清浄化も行う。焼却後、金属はでっかい磁石で吸い取ったりして、資源として回収できるようになっている。なので複合素材で迷うものも多いと思うけれど、案外「燃やせる」の範囲は広い。
実は「燃やせる」もの(分別まちがい多いもの)
下記は、本来「燃やせる」のに「不燃物」の日に、間違えて捨てられていることが多かったもの(私調べ)。そういう分別間違いはどうなるかというと、資源化センターに運ばれて、作業所のおじちゃんたちが再分別をしているのである。やってくれるならいーじゃん、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まあそこまで田原市がサービスしてくれているということに感謝しつつ、自分のケツは自分で拭え、ということと、それあなたの税金だということを忘れないで。
・化粧品やシャンプーのボトル
30cm以下なら「燃やせる」。プラの表示は「プラ(資源)」ガラスは「瓶」へ(洗ってから)。
・ボールペン
複合素材だけど「燃やせる」し、先っちょの金属とかくらいなら燃やした後に炭生館で資源として回収できる。
・靴
30cm以下でしょだいたい。ゴムとか皮とかは「燃やせる」、小さい金属とかは同じく炭生館でのちに回収可能。ただし長靴は30cm以上の扱いなので、「こわす」(2月から新設)へ。ちなみに、私は水がはいるようになっちゃった長靴は捨てず、切ってスリッポン的に庭で履いている。(写真)
・プラの植木鉢やバケツ
30cm以下にすれば「燃やせる」けど、だいたいそれより大きいから「こわす」(2月から新設)へ。なお、45リットルの袋でも口が縛れない大きさのものは資源化センターに自分で持っていく。私はプランターは陶器、バケツはブリキが好きだけど、我が家には信じられないくらいの数のプラのプランターあるのが悩み。
水が入ってくるようになった #長靴 の #再利用法 #清貧 #リデュース#ウルスコパレス
「汚れている」の扱い
・ペットボトル、プラマーク
綺麗に洗って「ペットボトル(資源)」「プラ(資源)」へ。
油のボトルとかは逆さにして残った油が落ちてこない程度なら「プラ(資源)」でOK。
ただし私的にはマヨネーズのようなものは洗いきれないので「燃やせる」に入れてる。
・アルミ缶、スチール缶、小物金属
金属系は一度溶かしてまた磁石とかそういうので回収して再利用するらしく、その点少し汚れていても対応できるらしい。例えば、サビサビでも「アルミ缶」とか、バッグや服のシッパーの部分を切り離した部分とか皮がまざっちゃてても「小物金属」(2月から新設)。ちなみにガスボンベやスプレー缶は穴を開けずに出してOK。(「スプレー缶」の箱が2月に新設)
・ビン類
ビンは基本洗って再利用なので、マルッと綺麗なものは「ビン(資源)」、洗っても落ちないラー油の瓶とか土に埋まってたような瓶など汚れているものや割れているものは「埋める」(2月に新設)
・衣類、服、下着
これは資源として回収して途上国に売っているらしい。油汚れなどは嫌煙されるらしいが、汚れていても洗濯して着れる状態のものなら「衣類(資源)」へ。下着もいいらしけど、気が進まない方や、「汚れている」と判断した衣類は30cm以下に切って「燃やせる」へ。自分で30cm以下に切れない場合や、中にワタやダウンが詰まった服は「こわす」へ。私は不必要に買わない、買うならなるべく中古、不要なものは売るか、リメイク、雑巾にしています。
・薬の軟膏とかクリームのチューブ
プラスティックなら「燃やせる」(汚れている)、アルミ製なら「小物金属」。
蓋はだいたいプラでしょうが、汚れているので「燃やせる」
・発泡スチロール
これも綺麗なのは「発泡スチロール(資源)」、汚れているものは30cm以下にして「燃やせる」
発泡スチロールは庶民が燃やすと黒い煙が出て酷いらしいんだけど、そこはさすが炭生館。
2月からは「発泡スチロール」と書かれた袋に入れることに。強風の渥美半島で今までは飛んでた。
2月のゴミ捨てルール変更その他
・こわすゴミ
2月に新設の「こわす」は新ゴミ袋に収まる大きさだけど30cm以上のもの。また、中にワタが入ったクッションや衣類も「こわす」に。自分で解体できない複合素材のゴミも「こわす」にお願いしてもいいのでは。「こわす」ゴミは資源化センターのおじさんたちがこわしてくれて、最終的には炭生館にいく。
なお、「こわす」はゴミ袋に入れて、ゴミステーションに置いておくだけでよし。「燃える」ゴミの金網ボックスには入れないで、地面に袋を置いておく!(という行動が新しすぎて、市民は現在混乱中らしいけど、置くだけでよし。)
・紙おむつ
透明ビニールに入れれば、そのまま出せる。これはゴミ袋が有料なんだけど、子育て世代で一番多いゴミである紙おむつは無料、という意味。ありがたいですね。もちろんウンチはなるべくトイレに流してから。布おむつやおむつなし育児はもうそれがベストで私は尊敬します。
以上、田原市民のお役に立てれば幸いです。