薪ストーブver3.0
うちの宝。究極の物欲が満たされつつあります。
夫いわくここ10年ずっと頭の中で考えてきたものがやっと完成型に近づいてきているそうです。今年はお義父さんと叔父さんのおかげで薪や焚き付けも良いものが揃い、ススが付かず火も一層美しい。満足気にストーブ周辺で常にゴソゴソやっている夫は火を見過ぎてドライアイになった笑
自由研究をバカみたいに続けるのがアーティストの条件だなとつくづく思う。
今年の工事では、
・中に煙突の配管を組み合わせ全体的に煙の引きを良くする改善
・右上に飛び出しているバケツの中で温水を作り、床暖房と太陽温水機と繋がっている温水パイプを湯煎する仕組みの追加
・熱が逃げる原因になっていた上の調理用鉄板の面積の縮小
・薪オーブンの庫内もアーチ状に変更。
などの変更があった。
昨年のバージョンはこちら。
なんでそんなこと思いつく?って私をはじめ皆んなから質問されると、「たくさん失敗してるもん」との回答。たしかに作っては壊しを繰り返している。。
と書くのは簡単だが、実際には粘土を粉々に叩き壊し(ドンドン、ズイイイイイイン)、ススだらけのレンガを外し(まっくろ)、悩みに悩み、ある瞬間に一気に今度は濡れた粘土でまたレンガを積んでは(ベトベト、ボトッ)塗り固めるという作業がある。
これが普通に暮らしている家の中で行われているんだからスゴイ。しかも寝床の真横で。自分でも笑える。
夫はそうさせてくれる私に感謝と言ってくれているが、発想と探究心のある夫のために場を整えることくらいしか凡人の私に役割はない。カイゼン大好き、より良くするための努力は善。
そもそもこの家もかれこれ10年超、1からセルフビルドで、家族の成長とともに進化しを続けており、去年と今年が同じ景色ではない家内。
その象徴ともいえるのがこの薪ストーブ。火のある暮らしは私にnature and tech.というテーマを与えてくれた。私は我が家の薪ストーブをバージョン管理して高崎家の歴史に残すんだ!という気概でこれを書いている。
つづく‥