nature and tech.

地球平和の前に家庭平和の前に自分平和

シャロムヒュッテの量り売りを体験してみて

夏休みをいただき尋ねた安曇野シャロムヒュッテのレストラン内にある量り売りコーナー。

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レストランのデッキからの眺めが素敵です。

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shalom.blog.jp

お鍋を持ってお豆腐を買いにいった経験のない私
量り売りコーナーを初めて体験することで学ぶことがあり
例えば
量り売りのレーズンを買うために、道中で買ったコーヒーのプラカップをゴミではなく再利用したこと
手持ちの容器がなくても、袋や容器が誰かが持ってきて置いてあって
量り売りだからって昔の農村のように家のザルとか鍋とかを持っていく必要もなく
そこに消費社会の産物の再利用がそれだけでもありがたく、便利で、かつ低エネルギーな選択で。
今新しく買っている容器の1割だけでも量り売りで持ち込み容器で買うと変化すれば、1年つづけて、10年つづけて、100人が、1万人が、100万人がそうしたら、それだけでもゴミはかなり減る。
 
パッと捨ててたパンやお菓子の袋もゴミとは見えなくなる。
プラゴミとして資源として回収してもらい、石油の動力で運搬したり、溶かしたり、形成し直したり‥のプロセスを経なくても、再利用される場がそこにはあり。
 
産廃施設の臭さに悩む私は、地元の資源化センターでまだ使えるものをたくさん見て、「ゴミではなく資源」と意識を入れ替えるも、「生活の中の不要なもの=ゴミ」をもっと減らせないかと思っていた。
 
そもそも不要なものを買わない、いつかのために取っておく(これがなかなか労力がいる)、ということに加え、
食品のパッケージなど不要なものを買わされなくても、持ち帰らなくてもよい環境も必要だと改めて実感。
同時に、量り売りの際の課題として「商品クオリティへの影響がないか」もクリアしなくてはならないと知った。
 
その一つが「衛生的かどうか」
シャロムではそもそも善意の上に全てがなり立っている。
共有洗面台の上に「ちょっとひと拭き。次の人が気持ち良く使えます」との貼り紙があったり、お風呂場のマットがズレてて「次の人が気持ち良く使えないでしょ〜」とオーナーのけんじさんに怒られたり‥量り売りを衛生的に使うには、利用者にこの精神が必要。
 
二つめは「光や温度、湿度が適しているかどうか」
これは保管方法によると思う。売れる頻度にもよる。
粉物とかはキャニスターに入れておくだけではおそらく虫がつく。油は遮光したほうがよいだろうし、ドライフルーツとかナッツとか豆とか、それぞれある程度の湿度や温度。
おしゃれっぽいディスプレイよりも、素材によって適切な供給方法を追求すべきである。それでいて取り出しやすさも。これは課題。
 
その辺の日本の現状、外国の事情や、日本の法律関係の現状については次回また調べようと思う。
 
uecologyでもいつか自家製椿油の量り売りやっていきたいなあ、と店主と話しています。