nature and tech.

地球平和の前に家庭平和の前に自分平和

薪ストーブver2.3

我が家の薪ストーブがこの冬バージョンアップした!

夫の10年来の構想が形になり、まだまだ課題はあるものの、ver2として活躍中。

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むかって左にガラス窓の薪ストーブ(urscho薪ストーブver1.0、HONMA製)、右にキキの薪オーブン、上にかなり大きめの鉄板2枚で鍋やヤカンがたくさん置ける。

ver2.0の大きな特徴として余熱を利用しストーブ内に巡らせたパイプ内の水を温め、屋根の上の太陽温水器とドッキングさせoffgrid&hybridでお湯を作る仕組みがある。できたお湯はお風呂に新しくつけた蛇口から給水される。(ver2.3時点)

薪ストーブver2.0の制作行程

 

これがurscho薪ストーブver1.0の煙突を外した姿。白く見えるのは漆喰を塗っているため。ストーブ囲いはムスメが2歳だった2014年に鳥小屋に使うような網で作ったもの。(写真ではドア部分は外してある)

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最初にやったこととしては、薪ストーブver1.0の設置位置を30cm程前にずらした時に安定するようモルタルで足場を整えること。レンガの囲いと床部分はこの場所に薪ストーブを設置した結婚前の4年前(2011年)にピザ窯作った経験のあるM夫妻が遊びにきてくれたときに手伝ってもらったのが懐かしい。

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次に、右側のキキの薪オーブン部分を制作。上の窯と下の灰搔き出し口のドアは薪風呂を焚くための製品。レンガをサイズごとに割って、モルタルで固定していく。

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 薪ストーブver1.0の上に置くコンクリ板を作成。ver2.1ではこのコンクリ天板の中に角度をつけずにパイプを巡らせたことが原因か、水がうまく流れないまま沸騰してか、ボコボコと音がしたため、ver2.2以降ではただのコンクリの板に変更。(変更ってさらっと書いたけど、作ったばかりのストーブver2.0の半分をぶっ壊してやり直すという試行錯誤あり‥ver2.3ではパイプは煙突まわりに巻き付ける仕様に変更)

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キキのオーブンの上部にレンガを乗せている。

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モルタルで固定したレンガ層の上に粘土を塗って補強、煙の漏れ口を塞ぐ。

右側は乾いてきた色で左側は塗り立て。粘土は我が家の昔の屋敷があった場所(今は森になってる)から採ってきたものと、近所の家が解体される際にもらった古い土壁に、藁をつなぎで混ぜたものを利用。

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コンクリの天板の上にレンガの迷路。薪ストーブver1.0から出た煙がレンガで区切られた後ろ側の部分とキキのオーブンの上の2カ所を通って、後部中央につながる煙突に流れていく設計。そうすることで庫内の保温性を高めるねらい。

左端の通気口は煤を掃除するためにつけた(ver2.3施工時)もので普段はふたを閉めておく。

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その上に鉄板をのせて、粘土で固定する。モルタルではなく粘土にしたのは鉄板を外してメンテナンスがしやすいように。

煙突に巻かれているのが温水をつくるためのパイプで、最終的には粘土でパイプをおおい、固めた。

 

図らずも一番上まで完成したつもりが2度鉄板を外して、ある程度を壊して作り直すはめに。よって現在ver2.3。

ver2.1は上述、ver2.2はキキの薪オーブンの奥面の温度を上げすぎて煙がもくもく〜〜!と出て危なかったことにより半分をつくりなおし。原因は奥面のレンガの積み方悪く、厚みが薄かったため。対策としてレンガの置き方を変えた事と、赤外線温度計で奥の壁面の温度を確かめながらの運用。

 

怪我の功名で徐々に良くなってきましたが、まだまだ課題はあります。。またご報告します。

 

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 (おまけ)途中、モルタル捏ねに興味を示すムスメ3歳。初めて「子どもと仕事する」体験をさせてくれた今回の薪ストーブver2.0プロジェクトでした。詳細は個人Facebook

 

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