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地球平和の前に家庭平和の前に自分平和

2019振り返り2020へ

2019年が終わり、2020年が始まって、新学期もスタート。
やっと日常を取り戻し安堵しているところ。子どもが保育園や学校にお世話になり自分の時間が持てることがありがたい。長期休みは子どものペースになり、脳みそがOffになるので、自分のこと、事業のことなど一旦忘れてしまう。というか、そうしないと、あれもこれもやりたくなって子どもとの時間が苦痛になるので、そうしている。そのせいか、暴君の3歳児とずっと一緒にいたせいか、冬やすみはイライラした。

 

2019年はムスメさん小学校入学とともに急に外交的になり、児童クラブ(子ども教室と呼ぶ)にも通い出し、子ども園時代の行きたくないいやいやからの憂慮はどこへやら。成長と新たな環境への順応の早さ、手離れに嬉しい限り。家でも学校の友人の話を楽しそうにしてくれる。学校の評価制度や宿題の多さ、生活をも管理しようとするところにはまだ保護者として戸惑いがあるが、かなり気に入っている。

 

いまだ坊やは16時半迎えの短時間保育とはいえ、時間が出来始めたこともあり、多くの変化を感じた2019年だった。改めて感じるのは私はセカセカした性質で、動きまわっているほうがポジティブでいられるということ。2019年のハイライトはなんといってもダンスとの再会だが、自分の動の性質を再確認した。じっとしている時間があると考えすぎて悩みに悩んで鬱になるから、忙しいくらいがいい。ダンスを通じて自分の中心にあれる。踊ることで余計なものを振り落とせることは一つの生きる知恵である。

 

またムスメさんが通っていた豊橋の子ども園にスタッフとして週2日勤務することになったのも大きな変化だった。園に惚れ込んでいて、この辺りでも先進的で柔軟な考え方をした大人の集まりに興味を持っていた。働き方に変化をつけたかった、夫と仕事もずっと一緒であることに行き詰まったからでもある。今時リモートで参画できる働き口もあったとは思うが、私にとっては物理的に家から離れること、身体的に動いて働くことが必要だった。今となっては通勤の車での1人の時間さえも必要だったと思う。思いっきり歌えるし、家族と離れて1人になる時間が日常的に必要なのだ。夫婦家業と並行して組織への貢献は今の所いいバランスで、同じ方向を向いている信頼感のある大人とグループでいることの安堵を感じる。自分の子ども以外の子どもとの関わりには毎回思わぬ学びがあるし、のびのび暮らす子どもたちと挨拶を繰り返すだけで元気をもらえる。

 

2019年の様々な喜びと苦悩を経て、感じるのはこの土地との繋がりのことだ。4月からムスメさん小学校入学、村のお役「十長」、10月からは氏神の「宮当番」、きわめつけは12月あたま元屋敷の「火について」の地域の人とのやりとり。地域の人の名前と顔をだいぶ覚えた。地域というのも田原市レベルではなく、六連小学校区いやむしろ浜田地区のことで、家を出た道や公民館で顔を合わせるおばあちゃんやおじさんたちとの関係である。朝6時の防災訓練に出て、ヘルメットを前後逆に被っているような、やる気だけはあるが、前も後ろも、右も左もわからない都会育ちの嫁、それが私。地域の人との対話を楽しんでもいるが、対話によって違いを感じてもいる。

ムスメさんの小学校デビューと同時に、この地域にさらされた気分。初めての学芸会でムスメさんは「さかな①」と「わかめ①」だったが(一年生8人だから2役)、劇中で『ひょっこりしょうたんじま』で踊るのである。

♪ 苦しいこともあるだろさ、悲しいこともあるだろさ。だけど僕らはくじけない、泣くのは嫌だ笑っちゃお すすめ〜!

とにかく、頑張っているムスメさんの姿を見て、自分も、と地域と関わっている。そして私は信仰心を得た。苦境にあるからでもあるが、きっとこれもタイミングで、すべてがそうなっていたのだろう。7年間、海に行き、山に入り、土に触れ、血縁(代々この地に住んできている親戚が多く、同じ姓も多い)とつながり、この身体でこの土地のことを感じているが、最近はそこに「大いなる存在」を思うようになった。私ではない大きな力によって私は今ここでこうしている、と。

9月のMovementMedicineで私は「海に呼ばれた」と感じるようになった。海とのダンスしていたんだ、と。MovementMedicineではダンスすることで地球の嘆きを感じた。
そして12月は、元屋敷プロジェクトでの「火について」のやりとりもたくさんしたし、宮当番で地元の秋葉神社の前で火を焚く仕事もあった。元屋敷は秋葉神社と隣り合わせの土地。火の気持ち良さ、火のエネルギーをこんなにも感じるようになったのは、こちらに住んでからのことで、今も薪ストーブの前でこれを書いている。私は火の神様やこの土地の神様に祈るようになった。年末のお宮当番の仕事で夫は鳥居の大しめ縄を結い、2人でこの土地でとった松竹梅で門松を立てた。


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2019年あたまに行ったバリは信仰心に火をつけたように今は感じる。離れた土地にいっても、いつもの場所でどう生きるかについてばかり考えていた。バリの人々の信心深さや大いなるものへのチューニング、その態度について目の当たりにし、自分にそういう感覚がない、とその時は思ったが、年の終わりには、その感覚が「ある」と変化した一年だった。Movement Medicineに導かれ、インナーシャーマンを「それ」と認めた年だった。以前はなるまいと警戒していた”スピリチュアル”おばさんに、今は完全なっているのであろうと思うが、中身は真剣に世界と向き合うこの自分に変わりなかった。

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夫には火、道法さんは月、いつも石を持ってきてくれるお客さんは大地など、この人は何の使いなのかと宇宙の要素を探るような癖がついてしまった。そして年が明け、ムスメさんと見に行った『アナと雪の女王2』がそのような話で驚いた。ディズニーさえも、今の時代にそれに気づいてとメッセージを発してくるとは。

そして2020、ダンスのコミュニティ作りしていきたいと思ってる。デビュー2年目の地域活動も泣くのはいやだよ笑っちゃお、すすめ〜!