(梅仕事2019)令和元年・梅の季節終了
梅雨らしくない晴天つづきで気持ちの良い朝。ムスメさんは大好きなプールも始まりハツラツと小学校へ。
坊やは昨日40℃近い熱を出して苦しんだが、少し落ち着いて今眠っているところ。お腹が痛いといいつつ、梅ジュースとシロップの梅の実、梅エキスを舐めたがる、梅づくし。梅の収穫と配送もすべて終了しホッと一息ついたところでの、看病モード。
今年は梅の生(な)りが悪く、昨年の台風の影響か実が全くつかず、葉もまばらな木が2本あったほどだ。梅林の南側だったから、きっと塩害。海辺の竹もたくさん枯れた。が、この緑の威勢が良い6月には、梅も竹も再び伸びてきていて、生命力を見せつけてくる。そして相変わらずあたりは草ボーボー。
そんな風に人間による評価はあれど、それでも、恵はたくさんにいただき、感謝です。梅の木に登るのも、いろんな虫との遭遇も、梅狩りやオンラインショプ経由で関わった人との出会いや会話も、収入も、ぜんぶ、梅の木のおかげ。
来てくれる人たちはみんな最初「(梅が)見えない」と言って慣れてくると「だんだん見えてきた!!」となるのが面白い。緑の中の緑にフォーカスするのって、現代人には難しい。そしてそのうちに「梅ちゃん可愛い」と言い出す。梅がコロコロ、ぷりぷりしていて、いい香りもして、可愛いく思えてくる。梅狩りはそういう自然との関わりや愛着の体感。たけのこ掘りしかり、我が家のフィールドでそういう体験ができるのは、私自身が都会育ちだったからこそ、価値あることだと思っている。梅林は田んぼに隣接しているから、子どもは必ずそっちも寄っていくしね。
今年の反省としては、数が少ないことを読めず、22日開催予定の梅狩りをキャンセルせざるを得なかったこと。また、土日に雨が当たった場合のリスケが難しく、青梅欲しい人はなるべく前倒しできてもらわないと熟してしまうということ。今年の青梅最終便は6/13だった。
また、改めて、熟した梅の配送は難しい。
夏日に箱詰めの熟梅@宅配便の車の荷台は相当過酷な環境だもんね。
一粒一粒手に取り、傷があるかなど確認して箱詰めしているので、手間もかかる。
熟梅の遠方配送については考えさせられます‥身土不二(しんどふじ)がやっぱりベスト。
とはいえ、この辺のスーパーなどでも無農薬梅売っているところを見たことがない。無農薬を遠方からでもお求めになる方々の存在には励まされています!
売り場の美しい梅に比べ、うちの梅の見た目は‥今年はけっこうブサイクだった笑 いや、それも全て愛している上で言ってる。
風通しを意識して剪定したつもりだけど、まだまだだな~。そばかすが出やすい。
黒星病という菌によるもので、皮だけがポツポツと変色する。皮を剥いてみると、中身は問題なく、専門書にも食味には問題なしと書かれている。
外からの菌を中に入れないよう、皮膚でバリアした!その結果だと私は思っている。
そういう果物や野菜を食べたほうが人間も強くなるような気がするけど、どうだろうか。とにかくワイルドであることは確かだ。
家の裏の大木については剪定さえもせぬまま20年ほどの木で、毎年たわわに実がつくが、今年は例年より少なめだったのだが、その分粒が大きいものが多かった。中粒を中心に、大小さまざまな梅がつくのも裏の大木の特徴。いつもありがとうございます。
加工はあまりやらず、5/22に梅エキス煮込んだが、ほんとちょびっとしかできなかった。カリカリ梅漬けは小梅が5/23、大梅が6/2に友人とできた。6/2時点では小梅はもう熟れてしまってカリカリ向けではなくなってたから、小梅でやるなら五月下旬だな。6/11idoba主催の梅ジャムワークショップは1時間ちょいでスピーディになんとかできた。アク抜きに2回茹でこぼした。
梅の季節、忙しいんだけど、私にはやりがいがあって、なにより気持ちの良い仕事場が好き。来年もまたよろしくお願いします。