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nature and tech.

地球平和の前に家庭平和

犬という種から考える人類についての備忘録

常々「犬は人間にとってすごいわかりやすい形で共存している他種」と思う。

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もふもふへの愛

ヒトに比べて犬は毛がふさふさに生えていて、それがかわいさのひとつ。その他にも明らかに色々違うので、ヒトと犬は他種だってことはすぐにわかる。

そういう他種の生物と仲良くひとつやねの下で暮らしていて、犬は薪ストーブの前でジーと寝ていたりする。

夫が「こいつら人間のことどう思っているんだろね」というので「そりゃ好きでしょ、一緒にいると良いことがあるって知ってるんでしょ、だって火の前が超好きじゃん。火を出せるのは人間しかいないんだから」

 

そうじゃなきゃ、ねえ構ってぇ〜って来るのとかありえない。

人間に撫でられるのって最高だなーこいつら器用さだけはすげーんだよなー

“赤い花”はすごい気持ちいいし

やたら考えるのが好きだから俺たちじゃ思いつかないようなこともできるし

超うめーものたまにくれるし

結構尊敬できるとこあんだよな

ってかんじで、好いてくれている。

 

 

同じく人間も犬にだいぶ頼っている、家族以外の人間や獣が現れた時など敏感に反応するし、犬が人間を守ってくているカンがある。

 

犬は狩猟や戦いに使われ 、野獣や人類の侵入者に対する警報装置の役割も果たした 。世代を経るうちに 、ヒトとイヌという二つの種は 、互いにうまく意思を疎通させるように共進化した 。人類という伴侶の必要や感情に最も注意深い犬たちのほうがよく面倒を見てもらい 、多く餌を与えられたので 、生き延びる可能性が高まった 。同時に 、犬たちも人間を操って自分の必要を満たす術を学んだ 。一万五〇〇〇年に及ぶ絆のおかげで 、人類と犬の間には 、人間と他のどんな動物の間によりもはるかに深い理解と愛情が育まれた ( 4 ) 。死んだ犬は 、人間の場合とほとんど同じぐらい丁重に埋葬されることがあったほどだ 。 

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

 

 

今や先進国では人間と一緒に住む犬だけを許し、野犬を殺す。実際に今日の日本では野犬は滅多にお目にかかれない。

それが犬という種の生残り作戦だったのか、人類が犬という種に対してやりすぎたかどうかはわからない。

 

コロをもらうきっかけになった里親募集掲示板や、悪徳ブリーダーに何度も子どもを産まされた母犬や、保健所のガス室の中の犬たちを見ていると、絶望的になって、怒りのようなものが誰かに対して湧いてくる。

でも冷静に考えれば、こうだ。犬を虐待する人間もいれば、それを救おうと人生をかける人間もいる。狩りで協力してアザラシの肉を分け合うイヌイット族と犬もいれば、日本の幸せな飼い犬と飼い主もいれば、人間を気にせずくつろいでいるインドの野犬もいる。

 

  

人類の持つ他種への影響

 

人類といってもいろんな人間がいて、他種の生物との関わり方もそれぞれである。

Aさんは菌のこと、虫のこと、犬のこと、植物のことを感じながら生きている。Bさんは除菌剤と殺虫剤が手放せない犬嫌いかもしれない。

それぞれの人間の行動の総和が他種への影響であり、地球への影響である、と常々考えている。

 

 

「ひとことでいえば、部分の総和が、全体に一致すると思っていたのです」

(中略)

「世界が分解可能でないとしたら、世界はどのように表現できるだろうか?」

結論から述べると、それは次のような式になると長沼は考えた。

〔x (t)〕= [A]N〔x0〕

…といわれても、「は!?」と思われる読者がほとんどだと思うので、少しだけ補足をさせてほしい。

まず、〈x0〉とは、この世界の最初期の状態である。そして〈x (t)〉とは、時点〈t〉における世界の状態である。

そして、上記の式の最大のポイントは、〈A〉である。長沼が「作用マトリックス」と呼ぶもので、専門的な説明を省略して、ものすごく単純にいえば、〈A〉を1回かければ、世界は未来へ1歩進むという意味である。

 

wired.jp

 

  

犬という種をある意味思うがままにして、ニホンオオカミは絶滅させて、

イノシシから豚を作り、

空想からロボットを作り(ロボットはホモ・サピエンスの派生種だと思う)

キャベツ、りんご、トマト、、あらゆる野菜や果実を甘く、柔らかく育種し、

トウモロコシの遺伝子を組換えある特定の農薬に耐性があるようにする。

 

宇宙脱出か、はたまた絶滅か、人類という種はいったいどこへ向かっているのか??と疑問を持たざるを得ない。その前に怒りと正義について問わなくてはならない気がしている。

 

そもそも、異種の生物間の関係を、得と損だけで表現するのは無理がある。相利共生の場合は、異種が安定的に共存できることを直感的に予想できるが、捕食・寄生・競争では、共存が安定になる場合と、絶滅する場合がある。ダーウィンは次のように書いている。「死をもたらす原因は、天敵であることもあれば、同じ場所や食物を争う競争相手だったりもする」、「一般に最も厳しい競争相手となるのは、きわめて近縁な種類、すなわち同じ種の変種どうし、同じ属あるいは近縁な属の種どうしである」。  

「共生」について―捕食・被食 – 農業と本のブログ 

 

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