蚊帳のカスタマイズ、マグネット自動ドア付き!
我が家に「蚊帳」が必要な理由
・蚊に喰われたくないから(4月〜11月)
・寝起きにハエがうるさいから(季節の変わり目)
・そしてなによりムカデの襲来を恐れているから‥(4月〜11月)
前から使っていたバザーでもらってきた蚊帳は穴が開きまくり、直して使っていたけれど、さすがに卒業。そこで、
・年の半分以上私たちの眠りを守ってくれる大事な存在なので良い物を。素材は麻100%がやはりダントツで涼しいらしい。
・円形やテントタイプはどっちも試してみたものの、居住空間が狭いのでなにかと不便。やはりベーシックな四角いタイプ。
・底面もついている「六面」のタイプ。(ムカデ対策)
・問題は大きさ。セミダブル+シングルを並べて川の字で寝ているのでそれに合うもの。且つ部屋の構造上ジャストサイズでないと吊れない。
・できれば電源コードを入れたりする穴もほしい
上記のような条件で、オーダーメイド蚊帳の見積もりを取ると9万円とかになってしまう。‥高い。そこで、麻100%の蚊帳(4.5畳用)を自分でカスタマイズすることに。
天然素材 国産蚊帳生産No.1 越前蚊帳の蚊帳通販.comより購入、¥33,000なり。生成りが良かったのと、国産品で一番安かった。(私調べ)
蚊帳マグネット自動ドア付きの製作行程
(1)大きさを調整(横幅を縮める)
既製品は縦200cm×横250cmだけど、我が家では横を220cmにしないと入らない。そこで折り紙を折るように一辺の30cm分をたたみ込み、手縫い。
(2)出入り口を作成
蚊帳は基本的には下を持ち上げてくぐるものですが、ムカデ対策に底面必須なので、2カ所に出入り口を作ります。1カ所は生地の繋ぎ部分を地道にほどいていきました。もう1カ所は蚊帳に吊るしながらテキトーに切りました。(3万円にハサミ入れる勇気)
蚊帳生地はそのままにしておくと端からどんどん解れていくので、端をアイロンで折り返し押さえ、自作の“バイアステープ風”の布を縫い付け端っこを処理しました。
この時点でマグネットの自動ドアにしたい!という気持ちだけあって、具体案まで落とし込めていませんでした。文房具のマグネットシートを切り貼りして、うーーーんとなっていました。
なお、裁縫の基礎を知らないまま行き当たりばったりでやっている私なので、バイアステープってこういうもんなんだ、と今になって知る。。。
(3)底面を製作
200cm×220cm+縫い代の大きな布を用意する。我が家の倉庫にあった布から幅広のものを選び、計り、切って、ミシンでつなげた。端をアイロンで三つ折りにしておく。
(4)底面と蚊帳の接続部分を製作
お布団を出し入れするときや、掃除をしたいときなどに、底面が取り外せた方が良さそうだったので、出入り口部分は「ファスナー」それ以外は「面ファスナー(マジックテープ)」に決定。そうしておけば電源コードなども自在に蚊帳内に引き込める。
蚊帳の端をアイロンで折ってから、出入り口部分に75cmの両開きのタイプのファスナーを。次にそれ以外の辺すべてに幅2cmの面ファスナーを取り付ける。蚊帳生地は引っ張られるとほつれやすいのでループ面(ふわふわの方)をつけ、底面の布にフック面(ガサガサの方)を取り付けた。
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一辺が2m以上もあって、4辺を蚊帳側と底面側なので、とにかく時間と場所が必要でした。
(5)出入り口にマグネットをつける
そもそもマグネットで自動的に閉まる網戸というのが発想元になっており、夫がそれを買ってつければいーじゃん、と。たしかに。結構安く、開閉用に研究された長いマグネットが手に入りました。
画像の通り網部分は水色すぎて、マグネット以外は使えず、結局マグネットに5cm間隔くらいでキリで穴をあけ、ひたすら縫い付けるという苦行を選択。ムスコさんが風船見つめご機嫌な間に縫い縫い。(写真。吊りながら縫いつけてる)玉留めしすぎて爪の真ん中が欠ける。
最初から(2)で出入り口の端をわざわざバイアステープ風にしなくても、色が合ってるマグネット式網戸があればそれをそのまま縫いつけて終わりだったような気がしますが、今更。。
(6)吊り手を追加
既製品では6カ所の吊り手がついているのですが、綺麗に突っ張れないので、天井面の中心と横に吊り手を縫って作る。
以上の行程を経て、わお!自動的に開閉するドア付きの六面蚊帳ができた〜!!今のところムカデの襲来もなく、快適に眠れています。
製作期間:50時間くらい(期間3ヶ月)
製作コスト:蚊帳33,000円、その他3,500円くらい
いざ蚊帳を所定の場所に吊ってみて、よしムスコさん産まれる前にやるぞ!と思っていたら予定日より15日も早かったので、作業は産後になりました。とにかく蚊帳がデカいので、ミシンのところに移動するのにも場所をまず作らなくてはならなく大変でしたが、なんとかできました。
おつかれさまでした。