nature and tech.

地球平和の前に家庭平和の前に自分平和

エッセイ20180223

エッセイ20180223

 

朝まで静かに眠れた坊やに6時台に起こされ目覚める。すでに起きていた夫が米を炊き、味噌汁を作ってくれていた。7時過ぎにご飯、平和。定時にバス停へ、「おなかいたい」もなく、すんなりとムスメさんはこども園へ。

 

今日はおばあちゃん1日でかけてしまうので、坊やと過ごす。坊やを遊ばせながらハウスで水やり、昨日お義父さんが切ったビワの枝を片付けなど。ヘナがもう新芽を出している。4年目になるとヘナの越冬にもそこまで不安がなく、彼らの生命力に信頼を寄せている。その後、夫と、コロと坊やを連れて梅林へ。坊やが抱っこをせがむので、仕事らしい仕事はせず、日向ぼっこ。花は二分咲きといったところ、剪定は全くし切れていないが、花が咲く頃なのでもうおしまいかと思う。

https://www.instagram.com/p/BfhahmtgweZ/

二分咲き#梅の花 #たはら暮らし#uecology #ウエコロジー

 

家に帰り坊やを寝かせていると、「ごはんだよ~」と夫が言うので驚く。というのもキッチンからそのような気配はしなかったからで、夫は家の前で小さく焚き火をしながらダッチオーブンでキャベツと僅かばかりの肉を焼いていたらしい。味付けは自家製魚醤。キャベツが今シーズンいちの美味さだった。

 

午後はノンタンに子守させて片付けと珈琲で一息、その後、坊やとシロを連れて海をクイック散歩してから、ムスメさんをお迎え。今日まで提出期限のプリントを忘れたことに気づく。しょっちゅう忘れ物をする、しかも先週から園帽子の行方がわからないダメさ。まあなんとかなる。風は冷たかったが、ムスメさんは仲良しのKちゃん4時半ごろまでハイテンションで遊ぶ。二人は「女忍者の警察」になり、私は泥棒役で、覚えたてのドロケイに付き合う。女忍者なので手裏剣を飛ばして木を倒す(という演劇)のだが、「かっこいい!」とリアクションすると「かわいいでしょ!」とKちゃんに修正を受けた笑 そういえば、ムスメさんがたびたび私を相手に「忍者」を設定して演劇を求めてくることがあるが、私がおもしろがらないからか、Kちゃんと楽しめているからか、最近演劇要求が減った。

 

園庭で職員をやりながらお子さんを3号(三歳未満の保育園)に預けているK先生とお話し。ムスメさんの通う園は職員が親子で通っているケースがあり、それも信頼できる点である。明るくユーモラスなK先生でさえも園の子どもたちと我が子では違う、すぐイライラしちゃうんだそう。子どもと接する経験やスキルのある人でも、母親となるとイライラすると聞くと、私は勇気付けられる。母親業に苦労しない人はいないのだ。

 

うちに帰り、に少し寄って、お客さんとおしゃべりしてから、夕飯の支度。寒いから鍋。途中、お義母さんが別の用事をしていて、鍋の前に坊やと私だけが残されたが、危なっかしくて、乳児がいてワンオペでコンロ付きの鍋は無理だと感じた。そもそも、うちにある食材を生かそう、と工夫して料理するのも、自分以外の大人がいなかったらする気にならないと思う。それは物理的に無理、ということに加え、料理を味わってくれる大人がいなければそのモチベーションがそもそも湧かないという意味でも。

 

坊やはこたつでゴロゴロして今にも寝そうだったのに、おじいちゃんが「風呂入るか!」と声をかけると「はいりゅ~!」と即答し、それがかわいくて、みんなで笑った。さっきまでお義父さんとお義母さんが若干雰囲気が良くなかったけど(お義父さんが畑に鶏糞を撒いたとのことで、なんか臭かったのが原因?)、子どもがいると、それだけで笑顔になり、家族に絆が生まれ、希望が持てる。

 

エッセイ20180222

エッセイ20180222

 

今日は午前中永田さんの家に行く予定、ムスメさんも思った通り一緒に来たいというので、園を休ませる。椿油をきっかけに、生活の価値観の合う先輩カップルとして慕っている永田さん夫婦。いつも美しい永田家は何度でも来たい所。うさぎもザリガニもいるから子どもが行きたい気持ちもよくわかる。今日は311日のイドバの森のようちえん311のぷち防災体験の現場打ち合わせ。薪でご飯を炊く時のおくどや鍋のこと、当日の流れを確認など。同時にお客さんから買い取った椿の実を絞りに。年末にインディゴ単品で染めたみよ江さんの髪の毛が、染めた直後は初音ミクかと思うようなエメラルドグリーンだったのが、グレイを経て、今は紫のように発色していたのが興味深い。

 

午後は坊やをジジババに預け、しばし物書き、ムスメさんは工作。その後、会津の刷毛や狐の内海さん宛に髪の毛を送る作業。先日カラーもパーマもしていない美しく長い毛を母娘ふたり分(夫が)切らせてもらったので、ドネーションすることに。漆を塗る時の刷毛には人毛が使われている。

 

お店に来てくれた清水さんがヘナを頭に塗っている間にお茶を飲みながらいつもの子育て談義。「親が離れたいって思えば思うほど、子は親を求めてくる気がする」との一言にギクリ!身に覚えがありすぎて、一昨年の9月のことを思い出した。清水さんはヒッポファミリークラブを田原で主催していて、毎年のように海外でホームステイしたり、子どもたちを連れて異文化多言語交流をしており、「hola!」って挨拶してくるラテン系なおばさま。(ちなみに私もよくラテン系って言われる)旅に出ると、とたんに自分の限界を感じる、でも生き延びなくてはならない、それが旅の醍醐味でもある、と意見が一致した。この夏は中国に子供達と行くそうな。

 

その後、ムスメさんを犬の散歩に誘うが「行きたくない」「行かないで」「ママと一緒にうちにいたい」と駄々をこねる。呆れているとおばあちゃんがおやつをオファーしてくれて、子なしで散歩に出ることができた。店先でこれまた大好きなお客さんと少しお話して、夫の愛車のジムニーで海へ。他にお客はおらず、大声で歌いながら砂浜を歩いた。至福の時間。

 

夕飯はお義母さん作シチュー。坊やは6時くらいから寝てしまい、夜寝ないことを想定し私も夕食後仮眠したが、途中目を覚ましつつも、そのまま夜も寝てくれた。いい1日だった。

 

エッセイ20180221

エッセイ20180221

昨夜は寝る前に坊やが癇癪を起こしてやれやれだったが、寝付いてからは朝まで寝てくれて助かった。

今日もこども園いく気になったムスメさんも7時前には起きれて、良いペースで朝ごはん、身支度、バスにも余裕で間に合った。今日は園でお茶会があり、ムスメさんはそれが好きらしい。畳を敷いたお茶室で、お茶とお菓子を頂く「静の時間」として園が学期に一度は開催している。ここの園児はみんな「おかいし(懐紙)」を知っている。

午前中は夫を予約して、坊やと過ごしてもらい、私はデスクワーク。店の帳簿記入と決算書作り。物書き。私は自分の時間を過ごさせてもらいながら、以前夫が語った完全予約制の店をやる意味を実感する。私たち夫婦は家族を幸せにする生き方を共に追求しており、ローンを持たずに家をセルフビルドする道もその一つだし、ジェンダーに縛られずに家事育児含む仕事をすることもその一つだと思った。私が産後ウツになったのも、今はその導きだったとさえ思える。

今朝ル・クルーゼに具を入れてストーブに置いておいたポトフを急いで食べて、午後は草の実会へ。草の実会とはこども園が主催する親の集まりで子育てに関する悩みを話す。毎回共感するし、泣ける程感動する。ここでも何度も書いていることだが、子育てに最善の解があるとすれば、目の前の子のその時々の状況に全身全霊で対応することしかない。話すことは正解を出すためではなく、言葉にすることによる自己共感そのものであり、結果子どもが大切だという自分の気持ちが確認できるから、草の実会か好きなのだと思った。あとは、ベテランの保育士の先生の視点がいつも勉強になる。子どもの世界を楽しんでいるのが伝わってくる。すごい才能だと思う。

夫は午後、店にカットに来てくれた友人とお互いに家族のこと、家業を持つものの働き方のことをじっくり話せて、良い時間だったと感動していた。夫は“共感”というと女の好きなヤツで、わかるぅ〜と同調したり、一緒になって旦那の悪口を言い合うことではないのかと、以前は“共感”アレルギーがあったように私は感じていたが、ここ1ヶ月で一緒にNVCを学び、「共に感じる」共感の意味をとらえ直しているように見える。

実はこのブログで毎日エッセイを書き始めて1ヶ月がたった。NVCと日記は確実に私の平和実現のツールになっている。考えがまとまり、子どもにイライラすることが減り、子どもとの時間、自分の時間をめいいっぱいに使うエネルギーが強くなった気がする。繰り返すが、私がここでやっていることは「自己共感」である。自分の気持ちを言葉にする。私がなぜそうしたかったのか、私のニーズも明らかにする。

地球平和の前に家庭平和、その前に自分平和。