nature and tech.

地球平和の前に家庭平和の前に自分平和

エッセイ20180220

エッセイ20180220

 

昨夜は子どもと一緒に眠ってしまい、シロがおしっこに行きたいとふぅんふぅん鳴くので起きる。お風呂の残り湯で洗濯物を回したが、夫も私も干すことなく沈没、真夜中の洗濯干し。薪ストーブの周辺に掛けておけば一晩で乾く。しばし自分の時間、物書き。途中何度も坊やがうーんうーん言うのでその度に身構えたが、朝までギャン泣きは無かった。

 

今日は久々にムスメさんが子ども園に行くというので、6:30起床。ムスメさんは1週間以上休憩モードだったので無理やり起こすと不機嫌で眠いようだが、なんとか定時に出発。家でトイレは行ったが、バス停が近づくといつもの「お腹が痛い」。途中のコンビニでトイレを借りて、バスを待たせつつ、なんとかバスに乗せる。家に帰ると坊やはおばあちゃんのところだし、ホッと一息。深い呼吸を久々にした気がした。

 

午前中は待ちに待った梅林での作業!自然を感じながらの仕事は私にとってはご褒美のようなもの。清々しい気持ち。鉄パイプを地に打ち込んだ1日目がインフル騒動の前の116日。ビニールハウス用のビニペットを垂直に固定したのが2月頭。今日やっとそこへ暴風ネットを張っていく。美しく仕上がり、達成感。北風は酷く冷たかったけど、ネットの効果もあり、梅林の南側へ行くと温かで春うらら。花は0.5分咲きといったところ。途中お義父さんも参加して剪定、近所の親戚のおばさんがうちの坊やと同じくらいの孫を連れて通りかかり、梅林に連れていたコロと遊んだりして、和やかなムードだった。

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お昼はうちに戻り、坊やをおんぶして寝かせたら、チャーハン。レタス、ニンニク、買ったレンコン、もらったちっちゃいエビとシラスの乾燥したやつ。ぬか床から大根干したたくあんを出すと、味も歯ごたえも良くできていて地味だけど満足。

 

昼寝から覚めた坊やにチャーハンを食べさせ、少し片付けをしたら、子ども園へお迎え。ムスメさんはバス停に向かう時がテンションが一番低く、お迎えに行った時が一番高い。楽しそう。たくさん遊んだ子どもの顔ってまぶしい!担任の先生からも一日活動的に遊んでいたと聞き一安心。ムスメさんのリクエストにより軽く買い物をして帰る。

 

時刻は4時過ぎ。子どもの相手に疲れ果てたので、ノンタンに子守をさせ、珈琲を飲みながら方々への連絡と物書きをして少しリフレッシュ。

 

5時過ぎに母屋へ移動し、夕飯準備は今日は夫に頼む。こたつでウトウトしながら休息時々子どもの相手。お義母さんもいたから、こういう時すごく助かる。それはみんなお互い様なんだけど、育児するのに大人は多いほどいい。おかげでスッキリした。

 

夕飯は頂き物の生うどんを茹でてかけうどん、フキノトウの天ぷら、ほうれん草茹でたの。夕飯後は子どもたちの誘いを断れず、座敷で遊ぶ。いつものユニクロダウンの穴からはみ出した羽毛を飛ばしてうちわで扇ぐ遊びなど。盛り上がった。

 

食卓を片付けつつ、お義母さんが頂いたこんにゃく芋でこんにゃく作りをするというので協力。市販のこんにゃくは乾燥芋の粉末を固めているけど、生芋を摩り下ろした手作りこんにゃくは全くの別物で驚く美味しさで大好き。この家に嫁に来て初めて食べて感動したものは数々あるが、そのひとつ。最後に重曹を溶かした湯を混ぜいれて手早くかき混ぜ、熱を加え固める。

 

ウルスコパレスへ戻り、バタバタと寝る支度。坊やは風呂を上がる時も、歯磨きも、声を何度かけても動かないので、強制執行。寝る前のお楽しみ動画を強制終了したところ、坊やがまた癇癪(かんしゃく)を起こす。「ノンタンねんねしちゃったよ」など彼の耳に入らず。いつもの、謎に位置を指定して私や夫を立たせるが、すぐにまた違うと文句をつけたり、地団駄を踏んだりして、激しく泣き続ける。これ、なんかのゲーム?答えがわからなすぎる。もはや笑えてくる。そして20分くらいのドタバタをやり過ごし、抱っこしてほしい瞬間が訪れる。ママはずっとあなたを抱っこしたかったんだよ。

エッセイ20180219

エッセイ20180219

 

1時過ぎ、もぞもぞ、うーうーし出した坊や。そのままいつもの、夜泣き。私をひっぱっていって指差し、指示通りの場所に立っても、また泣く。これの繰り返し。だっこであやしてなんとか眠らせても、布団に乗るとまた泣く。乳児のここがしんどい。「辛い」と言葉に出すと、夫が役を代わってくれる。が、すぐに坊やはママをご指名である。パパでは余計に泣く。なんで私を選ぶのか。もう子どもたちに選ばれたくない。

 

ムスメさんはママのことが一番好きな理由は「おっぱい」だといつも答える。私はそれを聞いて絶望する、父親では代わりが効かないではないか、と。

 

夜中に1歳児が起きて、泣くことの何が私は嫌なのか。なんてったって子どもの泣き声というのは、居心地が悪い。聞いてて辛い。取り除きたい。子どもを心穏やかにできることなら、してあげたい。

そして、私は眠りたい、自分の時間を過ごしたいのに、それができないから、イライラする。疲れる。苦しい。またもや命題「子どもの時間か、自分の時間か」。三大欲求さえも我慢しなくてはならないのが母親業なのか?” #あたしおかあさんだから 食欲、性欲、睡眠欲を「ある程度」我慢するのよ” 「ある程度」それは現実のように思う。

「寝る時間だから」という”きまり”もある。その”きまり”を支持しているのは、私は夜は眠って体を休めるものとし、健やかさを保っているからである。(時に自分の裁量で夜中や朝まで好きなことをして過ごすこともあるじゃないか)一生懸命にあやすゴールは子どもの安らかな寝顔だ。

 

結局、今夜は最終的に「ノンタン」に助けてもらう。ノンタン大先生。坊やは笑顔だが、今度は目が冴えてちっとも寝る気配がない。泣き声は止んだが、真夜中の動画(ブルーライト)=子どもが健やかであることを妨げている気がする=ダメな親という図式で不安になる。しかも夜驚症について調べると、ダメ押しの、「ブルーライトの影響説」も浮上。やれやれ。現代っ子ブルーライトに対し進化した肉体をもっている!という説があればリンクください(ないか。)

 

私は上記、疲れを癒すためにこれを書いている。坊やだけでなく私も画面が必要な人間のようだ。何度も「もう寝よう」と中断しようとするが、坊やは覚えたての言語を最大活用して「ノンタン みたいよぅ」と言って泣き始める。うむ。夫が見兼ねて布団から起き上がり交代、私が布団に入っているとしばらくたってから坊やから私のほうへ擦り寄ってくる。これで眠れそうだ。

 

そんな夜中を過ごし、起きたら8時半。やっちまった。こども園に慌てて連絡を入れる。体調はもういいが、ムスメさんは家で「やりたいこと」があるので家で過ごします、との旨伝える。

 

朝、キッチンにて夫から坊やが落ち着いたら交代するってのは良い連携だったのでは、との反省あり。こうやってチームワークを強めていく。子育てをハックしていく。夫と話し、夜泣きも坊やが自分の健やかさを保つためにしている調整機能だという説を二人で支持。夫も私も子どもの頃、夜泣き、夜驚症の癖があったらしい。(そりゃ子も夜泣くよね)私自身の「声をだしたい」ニーズについて書いたばかりだが、「この人は大きな声を出したい」「この人は昼間起きたことを脳内で整理している」だから別に私のせいだ、と悩むこともない。成長とともになくなる、というのは子育ての常套文句。♪ time will tell〜.

 

朝ごはんはストーブに置いておいたお粥。ムスメさんが今日やりたいこととは「化粧水を入れたシャボン玉を試す」ことと「クッキーを作る」こと。1週間こども園に行っていないのだから、と大人は思うが、彼女に園にいきたい気持ちはそんなにないらしい。昨日シャボン玉液をゲットして、ずっと試したいと思っていた実験がついに!そのワクワクを叶えてあげたい気持ちに私もなったのでお休みを同意。ただし、私は今日11時からNVCのオンライン講座があるので、その時間はちょうだい、というと「いいよ」とのこと。朝シャボン玉をやって、11時から1時は夫を予約、午後クッキーを一緒に作るとイメージ。「今日1日を平和で過ごせますように」声に出して祈る。ムスメさんが園を休んで何が嫌ってイライラすることだから。

 

シャボン玉は割とすぐ飽きて、ムスメさんは家の中へ、私は家の前の整頓、坊やとコロスケの世話、車の掃除。車の床は最初から諦めているが、どんぐりが多すぎた笑

 

今日のNVCのオンライン講座はkokoさんのネット回線の調子が悪く(なんせコスタリカから繋いでいる)、受講生同士で共感バディーになって話をした。毎週顔を合わせている画面の向こうの方々はみんなが子育てに悩み、その糸口のひとつとして一緒にNVCを学んでいる。自分の気持ち、親子の関係に波があり、先週は落ち込んでいたけど、今日はすっきりしているとか、その気持ちの変化をここ1か月間伝え合って、共に感じているので、話をしながら安心できるし、いろんな家族のリアルタイムな葛藤を聞くのは大変興味深い。NVCを毎日に取り入れることの効果とともになかなか思うようにならない難しさも共有している。

 

私が講座を受けている間、子どもたちはipadノンタン(また)を見たり、夫とホットサンドとパンのミミの砂糖まぶしを作って食べたりして、同じ家にいながら、私は自分の時間がもらえて感謝。おかげで今日はもうこれ以上は子どもの時間にしよう、というおおらかな気持ちになれた。結局クッキー作りよりもお外をお散歩しよ、とムスメさんが言うので、昼寝しそうな坊やをdidymosとねんねこバンテンでおんぶして外遊び。紅梅が五分咲き、坊やは「はな」と言って花芽をつまんで遊ぶ。

 

ムスメさん提案により雑草を活ける。私が目の敵にしているセリ科の雑草(オヤブジラミというらしい)の芽も摘みまくる。オオイヌノフグリにアブラムシがたくさんいて春を感じる。雑草と呼ばれるものたちも名前がありひとつひとつ美しい。ホトケノザとか花も葉も造形が凝っている。こちらの都合で抜いたり、切ったりするから、供養の気持ちで活けることはあるが、最初から活けようという気で雑草を抜くのは私には新鮮だった。お義母さんがそういう美意識をもっていて、家中にさりげなく花を飾るので、ムスメさんはそこから学んだようだ。素敵だと思う。こういう時間が好きだ。園(外)に行かなくても学べることがたくさんあると足元を見直す。

https://www.instagram.com/p/BfXgVOFg_ml/

ムスメさん提案により雑草を活ける#春 はすぐそこ#ホトケノザ #ハコベ #カラスノエンドウ #オオイヌノフグリ #エノコログサ #スズメノカタビラ #植物の名前

 

坊やが寝てる間にムスメさんと工作、なにやら色々アイディアのある人だと感心する。この素質を伸ばすには、今のこども園はすごくいいし、夫も最強の先生だと思うので、うまい具合にしてあげたい。ちなみに夫は今日の午後は壊れたトイレの便座を直す、といって私の「和式がいい」という要望を汲んだオリジナル和洋折衷便座を作っていた。

 

昨日のイベントを真似てタッパーを宝箱に見立てた宝探しをムスメさんが企画する。やりたいと思ったことを工夫してやってみる中で学ぶアクティブラーニングを私は理想としている。その後は、母屋の座敷でルールを度外視したダルマさんが転んだなど。おやつは近所のもち投げの紅白餅を焼く。この辺は上棟式で餅を投げる習慣がある。

 

夜ご飯はお義母さん作のおでん。平和な1日だった。

エッセイ20180218

エッセイ20180218

 

夜中、坊やに毛布を掛けようとしたら目が覚めて大泣き。いつものギャン泣きと指差し要求に付き合う。「ジジ、ババがいい」と外を指差す。冬の夜1時に外に出るつもりはないが、その気持ちに共感する。「お外行きたいんだね」「ジジババがいいんだね」それを繰り返しているうちに、いつもの、抱っこされてもいいという瞬間が彼の中で訪れる。辛抱して、”二度泣き”することなくお布団に収まるのに成功。眠れる。

 

また突然の泣き声で起こされる。6時台。今度は要求通りじぃじのところへ連れて行く。外に出ると泣き止む。いざじぃじの顔を見ても結局私から離れない坊やは、母に抱かれながら、録画の『いないいないばあ』を見てご機嫌。しかもおじいちゃんがおにぎりせんべいくれた。しばらくすると何とも言わないので坊やをおじいちゃんに託して私は戻る。

 

冷えた朝だ。一度は布団に入るが、せっかくなので起きる。圧力鍋でご飯を炊き、ネギを外に取りにいくのが億劫なので、冷蔵庫にあったレタスで味噌汁。坊やは母屋で朝ごはんもお世話になり、ムスメさんと夫と3人で朝食、味噌汁激ウマだった。

 

朝食後、白髪とフケが気になりヘナをする。1月のインフル騒動からヘナを落ち着いてすることもなかった。ターバンを頭に巻いて、方々への連絡と、311日のイドバの森のようちえんのイベントページ作成など。シャワーでヘナを流し、ハーブシャンプーとブラシで流す。スッキリした。

 

おにぎりを握って、今日は「ふるため あそびのがっこう」へ。かあやん商店のちえさんの息子さんが折り紙がすごい上手で自分で発明もしちゃうくらいの腕前と創造力なのだけれど、きっかけを聞いたら「ふるためあそびのがっこう」だと言っていたので興味を持った。いつも素敵な言葉を綴られている保育士の星野さんの投稿で昨夜開催を知り、これなら子どもたちも私も楽しめそうだ、と急遽遊びにいくことに。

 

命題「私の時間か、子どもの時間か」子どもが何か夢中になれることを見つければ、子どもは勝手にそっちに時間をつかうようになる。ムスメさんにとって工作はその一つだ。子どもが夢中になれるものを一緒に見つける、紹介していくのも親の務めだと最近思い出した。私と夫が家の敷地内での活動を楽しんでいるせいか、習い事とか、外の先生みたいなものをあまり想定していなかったけれど、これからはそういうのにもアンテナを立てていこうと決めたところだった。

 

めちゃくちゃ風が寒い日だったけれど、良い時間を過ごせた。豊橋市の旧多米小学校は木造で趣があり、今は民族資料館になっているらしく、私の大好物の昔の百姓道具がたくさん並べられている中で、子どもの様々な遊びが提供されている。ヨーヨー、葉っぱのたたき染め、牛乳パックブーメラン、トイレットペーパーの蛇、プラ板。どれもムスメさんが好きそうなアクティビティで、実際一人でもくもくと作る姿があった。坊やがじっとしていないので私がその場を少し離れることが何度かあったが、今までならあからさまに不安がり活動をやめてしまうことも多かったのに、今日は自分の活動に集中している。成長を感じ嬉しかったし、ホッとした。イベントにはまさに老若男女が参加しており、多米校区は明るいとの印象を受けた。交通整理をしているおじさんたちが「いってらっしゃ~い」「おかえり~」などと声をかけてくれるし、みな親切で、全て無料とは、すごい。

 

帰りにムスメさん念願のイオンに寄りシャボン玉液を買う。店内改装のため壁だらけの安売り中の日曜で人が多く、坊やを制御するのに気疲れした。バルーンアートで客寄せする携帯ショップで足止めをくらい、ムスメさんは犬をリクエストして嬉しそう。こちらは坊やと展示品の携帯でもしもしし続ける。「もしもしいまどこですか?」と聞くと、坊やは「(坊や)くん おそと」と電話越しに説明する。立派な文明社会の2歳児になりそうだ!

 

夕飯は買ったブリ、お義父さんが取った牡蠣とお義父さん作野菜で鍋。夕飯の最中、お義父さんにちょっと怒ってしまい、若干空気を悪くしたが、伝えたいことは伝えられたと思う。次にそういうことがあったら今度はもっとNVC的に話したい。